
生命とは何か-物理的にみた生細胞 (岩波文庫)
シュレーディンガー, 岡 小天, and 鎮目 恭夫
岩波書店 / 200805
累計読者数4
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star総合評価 47/100
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この本について
最近、目の前の仕事に追われていると、自分の“判断”とか“意志”ってどこから生まれてくるんだろう…とふと考えることがあります。感情に振り回される日もあれば、理由もなく芯がぶれる日もある。人間って、もっと複雑で曖昧な存在なんじゃないか、と。 そんなモヤモヤを抱えているときに読むと、視点が少し変わるのが『生命とは何か』です。保存されていた抜粋を見ると、読者が刺さっているのは「生命の秩序がどうやって乱れずに保たれているのか」という点のように感じます。染色体が“非周期性結晶”として熱のゆらぎから守られているとか、ごくわずかな原子の配置の変化が生物全体の特徴を変えるとか、ものすごく具体的な物理の話に落ちていくところが、この本の一番おもしろいところです。生命の曖昧さを語るのではなく、秩序がどんな仕組みで成立しているのかを淡々と説明してくれるので、読んでいるうちに「揺れるのは仕方ないけど、揺れない部分も確かにあるんだな」と実感できます。 僕自身、この本は“答えが見つかる”というより、“自分の曖昧さを別の角度から理解し直す”ために読み返すことが多いです。抽象的な自己理解ではなく、もっと根っこの仕組みから考えてみたい人に静かに刺さる一冊だと思います。
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