
仕事ができる人は、小さめのスーツを着ている。
山本晃弘
クロスメディア・パブリッシング(インプレス) / 2018-03-16
この本について
スーツって毎日着ているはずなのに、いざ「正しい着方は?」と聞かれると急に自信がなくなる…そんなモヤモヤ、けっこうあると思います。僕も昔は「このサイズ感で合ってるのか」「黒のビジネススーツって本当はどうなんだっけ」といった曖昧さを抱えたまま過ごしていました。ただ、なんとなくの判断で続けていると、意図せず相手に妙な印象を与えてしまうことがあって、それが地味にストレスなんですよね。 この本がうれしいのは、曖昧だった“理由”の部分が一気に明るくなるところです。例えば、ジャケットを留めたときのシワの向きでサイズが判断できる話は、そのまま店頭で使えて自分の軸になりましたし、ネイビーとグレーの印象の違いも、ただ「好み」で選んでいたところから、相手がどう受け取るかを考えて選べるようになりました。電話の第一声を名前で呼ぶという細かな所作の話も、服と同じくらい“見られている部分”だと気づかせてくれます。どれも派手ではないけれど、日常の仕事にそのまま落とし込めるものばかりです。 ファッションの本というより、「迷いがちだった仕事の身だしなみを、現実的に整えるための教科書」に近い感覚でした。余計な“個性出し”をする必要はないという前提も、肩の力を抜いて読める理由のひとつです。スーツの世界に詳しくなくても、ひとつひとつのルールにちゃんと意味があることが腑に落ちます。 特に、日々の服装がなんとなく不安で「これで合ってるのかな…」と感じている人には静かに刺さる一冊だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの31%が集中しています。
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