
日本よ、もう謝るな!
山岡鉄秀
飛鳥新社 / 2017-07-27
この本について
国際問題や歴史認識まわりで、説明しようとすると相手と平行線になってしまう…そんな感覚って、けっこうあると思います。事実を並べれば伝わるはずだと思っても、相手は全然違う土俵で話してくる。そのたびに「どう向き合えばいいんだろう」とモヤつくんですよね。僕自身も同じで、海外のニュースや議論を見るたびに、言葉が届かない壁みたいなものを感じてきました。 この本が面白いのは、「何を信じるか」よりも先に、「どう戦略的にコミュニケーションするか」を徹底的に考えているところなんです。相手の挑発に乗らず、より高い次元に議論の場を移す姿勢とか、感情ではなく“構造”を見て対応する具体的な方法とか。引用にもあるような、丁寧で冷静な返答の型を知るだけでも、議論のスタンスがかなり変わります。また、海外のコミュニティで実際に起きた問題に、母親たちや地域の人たちがどう動いたのかという話が出てきて、抽象的な「安全保障論」ではなく生活の延長線の話として実感できるのも大きかったです。 「情報戦って結局どういうこと?」とか「事実を伝えても通じない相手に、どう向き合えばいいのか」と悩んでいる人には、ヒントが多い一冊だと思います。自分の立場を強くするための“攻撃”ではなく、誤解を最小にして自分の軸を守るための考え方を探している人に刺さる本です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの28%が集中しています。
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