
人が集まる職場 人が逃げる職場
渡部 卓
クロスメディア・パブリッシング(インプレス) / 2018-04-20
この本について
最近、部下との会話がうまくいかないとか、何をしてもチームの空気が重いまま…みたいな感覚に心当たりがある方、多いんじゃないでしょうか。自分もそうで、「もっとちゃんと管理しなきゃ」と思うほど距離ができていく感じに焦っていました。 この本が面白いのは、上司に“完璧な指導”を求めていないところです。むしろ逆で、まずは相手の話をちゃんと聞くこと、そして「過去の粗探し」ではなく「未来に向けて一緒に考える」方向に視点を切り替えること。その小さな姿勢の変化が、職場の安心感や成長感覚をつくる、と何度も語られています。フィードフォワードの話はとくに刺さりました。欠点を直すより、「この部分は次に活かせそうだね」と見つけてあげるだけで、部下の表情って本当に変わるんですよね。 もう一つ大きかったのは、上司はマネージャーだけではなく、リーダーでもあり、コーチでもあり、カウンセラーでもあるという視点です。全部を完璧にやる必要はないけれど、状況によって“立ち位置を変える”だけで関わり方がぐっと楽になる。自分もこれを読んでから、無理に鼓舞したり正そうとするより、まずは落ち着いて状況を理解することを意識するようになりました。 「管理職って何をすればいいのか分からない」「叱るのも褒めるのも苦手」という人にとくにしみる一冊です。自分と相手の間にある“ちょうどいい距離感”を、もう一度つくり直したいときに手放せなくなるタイプの本だと思います。
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ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの25%が集中しています。
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