
官僚たちのアベノミクス-異形の経済政策はいかに作られたか (岩波新書)
軽部 謙介
累計読者数4
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star総合評価 47/100
boltライト読書型
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この本について
仕事をしていると、「組織としては動けないのに、現場では明らかにやるべきことがある」という場面にけっこう出会います。上に相談しても判断が返ってこないし、正式ルートで進めようとすると全部が止まる。かといって勝手に動くのも怖い。あの宙ぶらりんの感じ、個人ではどうにも整理がつかないまま積み重なっていきます。 この本を読んで刺さったのは、官僚といういかにも“統制が強そうな組織”の中でも、担当者が黒子に徹しながら独断で道を作っていく姿がかなりリアルに描かれているところでした。情報共有の徹底や、省全体の空気との距離感を計りながら、「今は個人で動くしかない」という判断をしていく。その裏にある恐さや孤独感まで含めて、現場で働く人間の感覚にすごく近いんです。組織の仕組みを知るというより、むしろ自分の働き方の解像度が上がるような読後感でした。 個人で動くことに後ろめたさを感じている人や、組織の意思決定が遅い中で迷いながら責任を背負っている人には特に刺さると思います。こういう動き方も現実にはあるし、その結果として何が生まれるのかを、少し落ち着いて眺められる一冊でした。
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多くの読者は第10章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの50%が集中しています。
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