
12週間の使い方 ──実行サイクルの4倍速化プログラム
ブライアン・P・モラン and マイケル・レニントン
この本について
やりたいことがあるのに、気づけば「どうやったらできるんだろう…」の段階で止まってしまうこと、けっこうありませんか。私もそこで足が重くなるタイプで、行動に入る前に思考が迷路化していくのが常でした。ただ、この本を読んでみて、そもそも最初の問いが違っていたんだなと少し視界が開けました。 特に効いたのは、長期の願望を“わくわくする未来”として描くことが、実際の行動を起こすための脳の準備運動になるという話です。やる気が出るまで待つのではなく、ビジョンを先につくることで脳の状態を変えていく。これは精神論というより、日々の選択を少しずつ動かす現実的な仕組みに近いと感じました。そして、そのうえで「要となる行動は1〜2個だけ」という考え方。あれもこれも詰め込んで散らかっていた自分には、この“的を絞る”感覚がすごく助けになりました。 もうひとつ刺さったのは、変化の途中でやってくる「失意のどん底」を、単なる挫折ではなくサイクルの一部として扱う視点でした。ここでやめたくなるのは当然で、だからこそ短い12週間の区切りで進捗を管理する。毎週15分、毎朝5分という小さなリズムが、自分の弱さを前提に組まれているのがありがたいところです。 大きく動きたいのに、現実の行動が追いつかずモヤモヤしている人に向いています。私自身、完璧じゃない自分のままで前に進むための“使い方”を学べた一冊でした。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの42%が集中しています。
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