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AV女優、のち (角川新書)

AV女優、のち (角川新書)

安田 理央

KADOKAWA / 2018-06-09

累計読者数3
平均ハイライト数 2件/人
推定読了時間 約2時間56分
star総合評価 40/100
boltライト読書型
check_circle推定完走率 63%

この本について

仕事でも日常でも、「本音と建前の切り替えって、どこまでが自分なんだろう」と悩むことがあります。相手に合わせて演じ続けているうちに、ほんとうの自分がどこにいるのか分からなくなる時ってありますよね。僕もけっこうそのタイプで、何かを守ろうとするほど言葉が不自然になる、みたいなことがよくあります。 この本は、AV女優として“演じることを求められ続けた人”たちの声が淡々と綴られていますが、読みながら感じるのは業界の特殊さよりも、「役割と自分のあいだに挟まれる苦しさは、誰にも共通するんだな」ということでした。ユーザーの夢を壊さないために恋人を傷つける発言を選んだり、カメラの前で“素を出せ”と言われても職業上のスイッチが切れなかったり、そういう葛藤がとてもリアルです。また、将来の家族まで想像しながら、それでも自分の仕事をどう抱えていくかを考える姿には、職種を問わず心がざわつくものがありました。 自分の “役割” と “本当の気持ち” の距離感に疲れている人に刺さる本だと思います。僕自身、読み終わったあとに、自分がどんな場面で無意識に演じているのかを少し丁寧に見られるようになりました。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

<<時代を駆け抜けた7人のAV女優たち。彼女たちは当時なにを考え、現在どのように振り返るのか。そして、これからどこに向かおうとしているのか。元有名女優7人のライフヒストリー>> 本書に登場した7人の「元」AV女優たちが、「あの時期を後悔しない」と言った言葉を信じたいという気持ちもある。 常に新しい表現を求めて切磋琢磨していた制作者たち、そこに単なる性欲の処理以上の「なにか」を求めていたユーザー、そして、女性として最も美しい時期のきらめきを余すところなく我々の前に見せてくれた女優たち。 そのすべてを「恥ずかしいもの」「残しておいてはいけないもの」として片付けてしまうのは、あまりにも残念な話である。 だからこそ、「あの10年」に活躍したAV女優たちに会ってみたかった。今、あの頃を振り返って、どう思っているのか聞いてみたかった。 (「おわりに」より)
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