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好き嫌い――行動科学最大の謎 (早川書房)

好き嫌い――行動科学最大の謎 (早川書房)

トム ヴァンダービルト and 桃井 緑美子

累計読者数5
平均ハイライト数 7件/人
推定読了時間 約8時間22分
star総合評価 43/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 25%

この本について

日常のなかで「なんで自分はこれが好きなんだろう」とか、「あの人とは好みが全然合わないな」とモヤっとすること、けっこうありますよね。仕事でも趣味でも、理由がはっきりしない好き嫌いに振り回されると、自分でもよくわからなくなってきます。 『好き嫌い――行動科学最大の謎』は、その曖昧さに少しだけ輪郭を与えてくれる本でした。読みやすいフォントより読みにくいフォントのほうが記憶に残るとか、色の好みはその色そのものより「そこから連想する経験」で決まるとか、いちいち実感とつながる話が多いんです。自分の好みは生まれつきではなく、経験の積み重ねでできた「更新され続けるモデル」にすぎないと知ると、好き嫌いに振り回されるというより、少し距離を置けるようになる感覚がありました。 美術館で心が動くとき、外の世界と自分の内側が同時に反応している、という研究の話も印象的で、好みって「性格の芯」じゃなくて、もっと動的で、環境や状況とセットで立ち上がるものなんだなと腑に落ちました。だからこそ、人と合わない瞬間があっても当然で、無理に揃える必要もないんですよね。 自分の判断のクセを知りたい人や、「なんでこれが好きなのか」を言葉にできずにモヤモヤしている人には、静かに効いてくる一冊だと思います。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

人の好き嫌いは説明できない、というのが常識だ。しかしビッグデータ、IoTの時代、企業が的確に顧客の好みを見ぬいていると、私たちはうすうす勘づいてもいる。本書の著者は心理学から哲学、社会学、生物学、行動経済学までを取材し、さらに人がものを選び選ばせる現場への潜入をも敢行する。ネットフリックス、イェルプ、スポティファイ―そうした媒体で用いられる手管を知ることで見えてくる意外な真実とは?人間の「好き嫌い」を左右する原則を解剖し、その底知れない面白さを説く。ビジネスの場から日常で迷ったときまで幅広い役に立つ、現代人必読の書。
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