
自己肯定感がドーンと下がったとき読む本
古宮 昇
すばる舎 / 2018-08
この本について
自己肯定感がガクッと落ちる瞬間って、突然きますよね。仕事でミスしたときとか、人の機嫌を取ろうとして疲れ切ったときとか、「また同じことしてるな…」と自己嫌悪が止まらなくなる。頭では「そんなに責めなくていい」とわかっていても、体が反射的に自分を悪者扱いしてしまう。僕もずっとこの癖と付き合っています。 この本は、そういう“自動的に自分を責めてしまうパターン”がどこから来ているのかを、とても丁寧に言語化してくれます。親との関係で身についた思い込みが、大人になっても無意識に働いてしまうという指摘は、読んでいて苦しい部分もあるけれど、「ああ、だからいつも同じところでつまずくのか」と腑に落ちる感覚があります。そして救いなのは、過去に傷ついた経験にもプラスの側面がある、と静かに示してくれるところ。強さや人の気持ちを察する力は、あの環境があったから育ったのかもしれない、と少しだけ自分を肯定できる余白が生まれます。 もう一つ大きかったのは、「自分をねぎらう練習」の描き方が具体的で、無理がないことです。劇的に変わる必要はなくて、小さな成長に気づいて「よくやってるよ」と認めることからでいい。この“ちょっとのOK”を出す感覚は、自己肯定感が落ちたときの支えになりました。 過去の家庭環境が今の生きづらさに関係している気がする人、あるいは完璧にやらないと怖いという感覚を抱えがちな人には、静かに寄り添ってくれる一冊だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第6章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの21%が集中しています。
読書の順序
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