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カトク 過重労働撲滅特別対策班 (文春文庫)

カトク 過重労働撲滅特別対策班 (文春文庫)

新庄 耕

文藝春秋 / 2018-07-10

累計読者数4
平均ハイライト数 3件/人
推定読了時間 約3時間32分
star総合評価 44/100
boltライト読書型
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この本について

仕事が立て込んでいる時期って、「自分が何を守りたくて働いているのか」さえ曖昧になりますよね。残業に押し流されながら、仕組みの中にいる自分と、本当はどう働きたいのかという気持ちのあいだでモヤモヤする。私もよくそこで止まってしまいます。 『カトク』を読むと、その感覚が少し言語化されます。長時間労働を取り締まる側が自分自身も疲弊していく皮肉や、「死ぬほど働くと、ひとは死ぬ」という当たり前すぎて見落としがちな現実。制度の数字の裏に、誰かの暮らしや尊厳があることが丁寧に描かれていて、自分の“当たり前”の働き方を一度立ち止まって見直すきっかけになります。また、うまさより拙い誠意のほうが届くという場面があって、働く上での正しさって性能じゃなく姿勢なんだと素直に思わされました。 この本は、働き方の理想論に疲れた人よりも、「いまの現場で何が起きているのかを知ったうえで、自分の働き方を考えたい人」に刺さる気がします。正解が提示されているわけではないけれど、迷っている自分を責めなくていいと思わせてくれる物語です。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

「目標達成」と「働き方改革」の間で翻弄される日本のビジネスパーソンたち。 ブラック企業から人々を救え! 時代が待望した文庫書下ろし小説。 「カトク」とは、ブラック企業が社会問題化する中、大企業の違法な長時間労働を専門に取締る目的で、東京と大阪の労働局に作られた「過重労働撲滅特別対策班」の略称。 主人公は、カトクの最年少監督官・城木忠司。 ある過去の出来事がきっかけで、民間から労働基準監督官に転身した彼は、女性上司の村井真理班長の指導の下、今日もこの国の第一線で働く人々の苛酷な現実に誠実に向き合い、悩みながら奮闘します! 筆者は『狭小邸宅』はじめ、ブラック企業描写に定評のある新庄耕さん。 すべての働く人必読の、文庫書下ろし長篇小説です!

目次

プロローグ 本気の味 彼の言い分 きっと変わる 化物が眠るとき
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