
サンスクリット版縮訳 法華経 現代語訳 (角川ソフィア文庫)
植木 雅俊
KADOKAWA / 2018-07-24
累計読者数5
平均ハイライト数 6件/人
推定読了時間 約4時間53分
star総合評価 46/100
boltライト読書型
check_circle推定完走率 45%
この本について
日々いろんな考え方に触れていると、「結局どれを信じればいいんだろう」と迷うことがありませんか。僕も、情報が増えるほど混乱してしまって、軸がどこにあるのか分からなくなる時期がありました。そんなときに読んで、視点がスッと整ったのが『サンスクリット版縮訳 法華経』でした。 この本の面白いところは、超自然的な物語よりも、「当時の仏教界の混乱に対して、どう原点に戻ろうとしたのか」という編集意図が透けて見えるところです。巨大化した如来像や複雑化した教義に対して、あえて騙し絵のように“戻るべき場所”を示していく。その背景を知るだけで、抽象的に読んでいた経典が、一気に現実的なメッセージとして立ち上がってきます。 さらに、粘土と容器のたとえのように、「人の違いはあるけれど、根っこは同じ」という視点がとても腑に落ちました。仕事でも人間関係でも、つい相手との違いばかり気にしてしまいますが、自分も相手も同じ素材からできていると考えると、変に力まなくて済む。六根が清らかになる、という表現も、感覚の方向づけを整えるイメージとして実生活に落とし込みやすかったです。 歴史や構造を理解しながら、自分の迷いを少し外側から眺めたい人に向いています。抽象度の高い話に見えて、実はすごく地に足のついた本でした。
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出版社による紹介
法華経研究の第一人者が、「経王」(諸経の王)と尊ばれてきた「法華経」全27章を縮約しつつ、各章ごとにその要諦を徹底解説。長大なだけでなく難解かつ理解しにくい言い回しの多いこの経典の核心部はどこにあるのか。その思想の真意はどのようなものなのか。サンスクリット原典からの精緻な訳、最新研究をふまえた徹底解説により、法華経の「本当のすがた」を浮き彫りにする。
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