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文系研究者になる―「研究する人生」を歩むためのガイドブック

文系研究者になる―「研究する人生」を歩むためのガイドブック

石黒 圭

ひつじ書房 / 2021-02

累計読者数6
平均ハイライト数 18.8件/人
推定読了時間 約5時間31分
star総合評価 49/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 10%

この本について

研究のことを考えていると、「そもそも何を問いにすればいいのか」とか、「流行のテーマに乗ったほうがいいのか」とか、地味だけど避けて通れない迷いが出てきますよね。僕も大学院にいた頃、知識がスカスカのまま走り出して空回りしたり、先行研究の章を書くたびに自分の浅さに落ち込んでいました。 この本は、そういう“地に足がつかない感じ”を少しずつほどいてくれる実践的なガイドです。印象的なのは、無理にすべてを答えようとしなくていい、という姿勢が一貫しているところ。自信を持って書ける場所を丁寧に掘り下げ、危うい部分は無理に断定しない。そのバランスこそが論文の説得力になるという話は、書くことに不安を抱えている人にはかなり効きます。さらに、教科書をボロボロになるまで読み込んで基礎を“体系として”頭に入れることや、問いを立てる段階では他者の知恵を積極的に借りていいという指針も、実務的で救われます。 研究に限らず、知らない領域に踏み込むときの「どこから始めたらいいのか分からない」という感覚を丁寧に扱ってくれるので、自分のペースで学びたい人に向いていると思います。特に、「流行より、自分が取り組む必然性のあるテーマを選びたい」と感じている人には静かに刺さる一冊でした。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

ライティングが専門でない、高校、大学、大学院の教員が使える、「書き方」と「研究方法」の指導テキスト。2008年に刊行した初版を改訂、時代に合った論文執筆へといざなう。学生の自習用としても充実している。主に人文社会科学系の領域向き。〔文章編〕では「思考を整理して、分かりやすく、科学的に」伝えるための技能を学ぶ。〔論文編〕では文献研究、実証研究の一連の流れを追って、テーマの設定から論文の評価まで段取りを解説。授業で使える練習問題やアクティビティーが豊富。情報満載のダウンロードデータも用意している。 【目次】 第一部 文章編 01 学術的文章とはどのような文章か 02 「一文一義」で書く 03 語句を明確に使う 04 「マップ」を作って書く 05 「パラグラフ」を作る 06 主張を根拠で支える 07 論点を整理する 08 抽象度の調節をする 09 参考文献を示す 10 「ブロック引用」をする 11 要約引用をする 12 図や表を作る 13 「私語り」から脱出する 14 外来語と専門用語を扱う 15 推敲・校正をする 第二部 論文編 01 学術論文とは何か 02 文献研究と実証研究の性質と選択、論文の構成 03 テーマの選択 04 領域の下調べをする 05 アウトラインを考える 06 一回目の序論を書く 07 一次資料と二次資料 08 情報を整理する 09 画像を読む 10 デ ータを読む 11 結論を書く 12 一回目の序章を書く 13 先行研究の章を書く 14 研究方法を決める 15 研究方法の章を書く 16 フォーマル・インタビューを行う 17 インフォーマル・インタビューを行う 18 実証データの整理をする 19 研究結果の章を書く 20 考察と結論の章を書く 21 題をつける、要旨を書く 22 論文を評価する 23 研究計画書を書く 24 研究における倫理的な問題 おわりに 索引
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