
パブリック・スピーキング 最強の教科書
小山 竜央
この本について
人前で話す機会があると、内容よりも「どう見られているか」が気になってしまうことが多いですよね。僕もそうで、スライドや言葉を整えても、会場の空気がつかめないまま終わってしまうことがよくありました。うまく話したいというより、「ちゃんと届いてほしい」という気持ちのほうが強いのに、どうやって距離を縮めればいいのかがわからない。そんなモヤモヤにずっと悩んでいました。 この本は、いわゆる話し方のテクニック本というより、「聞き手とつながるための現実的な動き方」が具体的に書かれているのが特徴です。たとえば、壇上に立った瞬間に“眺める”のではなく“目を見る”ことで場が変わることや、あらかじめ課題を出しておいて当日は“答え合わせの場”にしてしまうという準備の仕方など、再現性のある行動が多いんです。そして意外だったのが、ゆっくり話すことで聞き手が変性意識に入り、言葉が届きやすくなるという視点。これまで「テンポよく話さなきゃ」と思い込んでいた自分には、かなり発想の転換になりました。 さらに、発信者としてSNSで何をどう積み上げればいいのかも、思っていたよりシンプルに説明されています。完璧な情報を出すのではなく、自分の考えを毎日置いていくこと。その積み重ねが信頼になるというのは、実際やってみて腑に落ちました。 「人前に立つ機会はあるのに、どこかいつも距離が縮まらない」と感じている人には特に刺さる一冊だと思います。僕と同じように迷いながら人と向き合っている方なら、何かしら自分の現場に持ち帰れるはずです。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの15%が集中しています。
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