
黄金の60代 (幻冬舎単行本)
郷ひろみ
幻冬舎 / 2020-06-24
この本について
年齢を重ねるほど、「今のままでいいのか」「この先どう軌道修正していけばいいのか」といった漠然としたモヤモヤが増えてくる気がします。習慣を変えたいと思っても続かなかったり、若い頃の勢いとは違う自分に戸惑ったり…。僕自身、同じような迷いを抱えたまま日々を過ごしています。 『黄金の60代』は、郷ひろみさんの生き方をなぞりながら、その迷いに少しずつ風通しをよくしてくれる本でした。特に刺さったのは、変化が“見えない時間”をどう受け止めるかの視点です。習慣は一気に変わらない。でも「今日のこの1回」を大事にすることでしか積み上がらない、という感覚は、年齢に関係なく腹に落ちるものがありました。また、オリジナリティは徹底したコピーから生まれるという考え方も、焦らずに育てればいいんだと自分を許せる感じがして、肩の力が抜けます。 そしてもう一つ、この本が静かに効くのは、郷さんが“外向きの輝き”ではなく、見られていない場所でどう振る舞うかを大事にしているところです。靴の置き方や読書メモの取り方といった地味な話ばかりなのに、続けていくことで心が整っていく実感が伝わってきます。ああ、結局はこういう細かなところに人生の形が出るよな、としみじみ思わされました。 派手な成功論ではなく、「自分のペースで積み上げたい人」に向けた本です。今の自分に少しだけテコ入れしたいとき、静かに背中を押してくれる一冊でした。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第4章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの21%が集中しています。
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