
新 賢明なる投資家 (上) ──割安株の見つけ方とバリュー投資を成功させる方法《改訂版――現代に合わせた注解付き》
ベンジャミン・グレアム and ジェイソン・ツバイク
この本について
投資をしていると、「結局なにを基準に判断すればいいんだろう」とか、「成長株を買えばいいって言われるけど、正直よく分からないまま値動きに振り回されているだけかもしれない」というモヤモヤが出てきます。僕自身、ニュースや周りの声に気持ちを持っていかれて、冷静に価値を見られていないな…と思う瞬間が何度もありました。 この本が効いてくるのは、まさにその“判断の軸が揺れる時”です。グレアムが繰り返し語るのは、派手な銘柄を追わなくても、取り返しのつかない損失を避けるためにできる現実的な基準はあるということ。例えば、有形資産価値をはっきり上回りすぎた株には近づかないとか、過去の収益に照らして支払っていい価格の上限を決めるとか、成長株に幻想を抱かずに自分の“知らなさ”を前提にする姿勢とか。読んでいて、「そうか、相場の空気に合わせるんじゃなくて、こっちが基準を持つ側なんだ」と少し落ち着けた感覚がありました。 また、積極的に攻める場合でも、一個人が専門家に勝ち続けるのは難しいという前提を置いたうえで、それでも個人が勝負できるのは“ちゃんと調べればわかる範囲の企業”や“割安さが数字で説明できるもの”なんだと、無理のないラインを示してくれます。華やかな銘柄の話ではなく、地味だけど実行しやすい現場の判断に寄り添ってくれる本です。 「値動きよりも、自分の基準を持った投資がしたい」と思っている人には、特に刺さると思います。
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多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの18%が集中しています。
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