
今日からはじめる情報設計 センスメイキングするための7ステップ
アビー・コバート and 安藤 幸央
この本について
情報を整理したつもりなのに、あとから「結局これどういう意味だっけ…?」と自分でも迷子になることがあって。会議で人とすれ違うたびに、言葉の使い方ひとつでここまで噛み合わないのかと落ち込む日もあります。分かっているつもりの概念が、相手にとってはまったく違う形で見えている。そのギャップをどう埋めればいいのか、ずっと探していました。 『今日からはじめる情報設計』は、そんな行き場のないモヤモヤを一段落させてくれました。たとえば「理解できる言葉で話す」という当たり前のようで難しい課題に、具体的にどう向き合うかが書かれています。マップやリストといった“形のあるもの”を作ることで、お互いの頭の中のモデルを見える化し、会話が深まる感覚も実践に近い。さらに、分類やルール決めが意見調整そのものだと示されることで、「まとまらないのは自分のせい」みたいな自己責任の罠からも少し解放されました。 この本は、情報を扱う仕事をしている人だけでなく、「人と一緒に進めるときに混乱が起きがち」と自覚している人にじわっと効くと思います。構造を決めることがファサードの裏側まで影響する、という現実的な視点も、実務で何度も心当たりがありました。 派手なテクニックが増える本ではありませんが、自分の意図や言葉を丁寧に扱いたい時期に読むと、じっくり効いてきます。私と同じように、日々の“もやっと”を少しでも輪郭のあるものにしたい人に向いています。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第4章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの16%が集中しています。
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