
佐藤可士和のクリエイティブシンキング (日本経済新聞出版)
佐藤可士和
日経BP / 2016-05-02
この本について
仕事の相談でも企画づくりでも、「結局うまく整理できてないから伝わらないんだよな…」と詰まることがよくあります。やることは山ほどあるのに、頭の中はごちゃごちゃで、自分でも何に迷っているのか分からなくなるあの感じです。僕自身、そこを突破するヒントを探していて出会ったのが、この本でした。 可士和さんの言葉は、派手さよりも “視点の整え方” に寄り添ってくれるところがありがたいです。たとえば、気持ちや出来事に小さくチャプターをつけて区切ると、後から変化の流れがちゃんと見えるようになる。あるいは、デザインを「表面づくり」ではなく問題解決のプロセスとして捉えると、仕事の向き合い方がまるごと変わる。そして、相手に伝えるときは説得ではなく、自分の気持ちを整理して“プレゼントする”姿勢で臨む。このあたりが特に刺さる人は多い気がします。 個人的には、リアリティをつかむために“お茶の間目線”を忘れないという話も好きで、専門性に寄りがちな場面でも一度立ち返る基準になっています。結局のところ、社会と自分の間にある価値をどう翻訳するか。そのための思考の筋道が、丁寧に言語化されている本です。 企画やデザインに関わっている人だけでなく、「人に伝える仕事をしている自覚はあるけど、何がズレているのか分からない」という人にすごく向いています。自分の思考を静かに整えたいときにそっと効いてくる一冊です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの20%が集中しています。
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