
ギグ・エコノミー襲来 新しい市場・人材・ビジネスモデル
マリオン・マクガバン、斉藤 裕一
CEメディアハウス / 2018-11-01
この本について
仕事の形がどんどん変わっていく中で、「この先どうやって働き続ければいいんだろう」とか、「今のスキルセットのままで大丈夫なんだろうか」と、ぼんやり落ち着かない日ってありますよね。会社にしがみつくほど安定するわけでもないし、かといって全部を個人で背負うのも怖い。この宙ぶらりんな感じに、自分自身もずっとモヤモヤしていました。 『ギグ・エコノミー襲来』が効いたのは、このモヤモヤを“精神論”ではなく“構造の変化”として整理してくれたところでした。例えば、雇用という枠に自分を当てはめるのではなく、仕事そのものを自分で設計していく流れは、もはや一部の人だけの話ではないこと。同時並行で複数のプロジェクトが走る前提が企業側にも浸透していて、必要なときに必要な専門性を外から呼ぶ仕組みが急速に整っていること。そして、知識労働は「職種」よりも「プロジェクト」のほうがしっくりくる時代になりつつあること。読んでいて、自分の働き方の前提が静かに更新されていく感覚がありました。 この本は、フリーになるべきという話でも、ギグ経済を礼賛する本でもありません。むしろ「自分のキャリアを設計する」という言葉がやけに重たく感じる人にとって、もう少し現実的で、地に足のついた視点をくれる本です。興味を軸に仕事を組み直せる可能性が、社会の側にもちゃんと生まれつつある。そのことを具体的に示してくれるのが、大きいなと思いました。 こんな人に刺さると思います。会社の枠の外にも選択肢を持ちたいけれど、一歩目の見当がつかない人。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第10章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの43%が集中しています。
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