
60(カンレキ)すぎたら本気で筋トレ!
船瀬 俊介
興陽館 / 20180816
この本について
年齢を重ねてくると、「昔みたいに動けないな」とか「健康のために何かしないと…でも何から?」みたいなモヤモヤが、ふとした瞬間に顔を出します。僕自身、仕事が忙しい日が続くと、体が重いのか気持ちが重いのか分からなくなることがあって、その感覚をごまかし続けていた時期がありました。 この本が面白いのは、いきなりストイックな運動を求めてこないところです。むしろ「使えば発達する、使わなければ衰える」という、当たり前だけど見ないふりをしがちな事実を、具体的な動作レベルまで落として説明してくれます。例えば、力こぶを5秒だけ全力で作る静的運動。これなら道具もいらないし、人に見られても気まずくないし、忙しい日のすき間にもできる。そのうえで「筋肉は老化ではなく退化する」という視点を示されると、やらなきゃという義務感より、「これなら続けられるかも」という感覚のほうが自然に湧いてきました。 もう一つ、刺さったのは休むことの重要さをはっきり書いてくれている点です。年齢を重ねるほど無理が効かなくなるのはわかっていても、頑張らなきゃと気合いで帳尻を合わせようとする癖はずっと抜けないまま。でも筋肉は、休息が足りないほど減ってしまう。これは日常の働き方にも通じる感覚で、読んでいて妙に腑に落ちました。筋肉だけでなく、骨まで強くなる仕組みを教えてくれるのも安心材料でした。 「体力が落ちてきたのは仕方ない」とどこかで諦めかけている人にはとても刺さる本だと思います。気合いではなく、現実的な小さな積み重ねでいい。そう言ってくれる一冊でした。
読書インサイト
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多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの25%が集中しています。
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