
「寝る前30分」を変えなさい (PHP文庫)
高島 徹治
PHP研究所 / 2011-04-14
この本について
「時間がない」と言いながら、夜はだらだらスマホを見続けてしまう。朝はぼんやりして頭が動かない。やりたいことはあるのに、気づけば1日が溶けていく。このあたりのモヤモヤに心当たりがある人には、本書の視点がけっこう効きます。 特に刺さったのは、「朝を変えたければ夜を変える」という考え方でした。睡眠を削るのではなく、寝る前の30分に少しだけ“いい材料”を置いておくと、脳が勝手に回してくれる。専門外の本をあえて読むとか、空想にふけるだけでもいい。無理な努力じゃなくて、じわっと効いてくる工夫なんですよね。僕自身、寝る直前に明日のタスクを書きすぎて逆に混乱することが多かったので、まずは「余計な情報を入れない」を意識するようにしました。 もうひとつ印象的だったのが、夜にまいた種を朝30分で整えるという流れ。夜は自由に発散し、朝の頭で冷静に修正する。この2つの歯車が噛み合う感じが実感しやすいです。睡眠を“休憩”ではなく“準備時間”と捉えるだけで、翌日のスタートがずいぶん違いました。 習慣に関する話も現実的で、作業興奮のように「やる気がないから作業する」という逆転の発想は、仕事の腰が重いときにかなり助かります。気張らずにできる工夫が多いので、完璧主義に疲れている人にも向いています。 夜と朝の扱い方をほんの少し変えたい人、いまの生活に“密度”を足したい人には、ちょうどいい1冊だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第6章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの24%が集中しています。
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