![図説 日本のメディア [新版] 伝統メディアはネットでどう変わるか NHKブックス](https://m.media-amazon.com/images/I/81J7954ap+L._SY500.jpg)
図説 日本のメディア [新版] 伝統メディアはネットでどう変わるか NHKブックス
藤竹 暁 and 竹下 俊郎
NHK出版 / 2018-11-24
この本について
ニュースを追っていても、どこまでが“ちゃんとした情報”なのか、いまのメディアの力関係がどう動いているのか、ふと立ち止まってしまうことがあります。特に仕事で情報に触れる時間が長いと、「昔と何が変わったんだろう」と自分の感覚を疑う瞬間があるんですよね。 この本は、そんなモヤモヤに地図を渡してくれる感じがありました。たとえば、ネット企業が記事を“作る側”ではなく“流通させる側”として台頭したことで、ニュースの生産と配信がきれいに分離した話。自分が読んでいる記事がどういう構造で届いているのかがわかると、日々の情報の見え方が少し変わります。また、オーマイニュースやJANJANの例から、単に「市民参加型メディアが失敗した」ではなく、技術環境や投稿者のスキル、倫理基準の不足といった現実的な要因が丁寧に描かれていて、ネット時代の“情報の質”をどう考えるかのヒントが得られます。さらに、ラジオやテレビの「個人化」の流れや、CDからデジタル配信までの変化など、私たちが当たり前に受け入れているメディアとの距離の取り方が、いつどこで変わっていったのかが立体的に見えてきます。 情報との付き合い方を一度リセットしたい人、あるいは日々“流れてくるもの”に振り回されがちな人には特に刺さると思います。メディアを神様扱いせず、かといって断罪もしない、ちょうどいい温度で現実を整理してくれる本でした。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第5章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの29%が集中しています。
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