
複業のトリセツ
染谷昌利
DMM PUBLISHING / 2018-09-28
この本について
副業に興味はあるのに、「結局なにから始めればいいのか分からない」とか、「時給型のバイトを増やすだけじゃ限界が見えている気がする」とか、そんなモヤモヤを抱えたまま時間だけ過ぎていくことってあります。僕自身、同じ状態が長く続いて、「もっと自分の力で稼ぐってどういうことなんだろう」と何度も立ち止まりました。 『複業のトリセツ』がよかったのは、いきなり“稼げる副業リスト”を投げてこないところです。まず、自分の発信が届かない理由をちゃんと直視させてくれます。「読んでもらえれば」という姿勢は言い訳だし、独自性・体験・誰のためかという文脈が揃って初めて価値になる。耳が痛いけれど、行動に落とし込める視点でした。また、時給型だけに頼らず、成果報酬や自分のスキルを軸にした働き方を考える必要性も丁寧に示されていて、「外の環境を少しずつ試していく」という現実的な一歩がイメージしやすくなります。さらに、収入が発生したあとの確定申告や経費の考え方まで触れていて、「始めた後に困らない」構造になっているのも安心でした。 特に、いまの働き方にぼんやりした不安があって、「何か動きたいけれど、無茶はしたくない」という人には刺さると思います。本業を辞めずに、自分の可能性を外で試す感覚が持てる本です。自分の力で稼ぐことを、過度に夢にもせず、過度に怖がりもせず、現実的に考えたい時にちょうどいい一冊でした。
読書インサイト
ハイライト密度
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