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世界を見てきた投資のプロが新入社員にこっそり教えている驚くほどシンプルで一生使える投資の極意

世界を見てきた投資のプロが新入社員にこっそり教えている驚くほどシンプルで一生使える投資の極意

加藤 航介

東洋経済新報社 / 202007

累計読者数33
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star総合評価 59/100
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この本について

投資の話って、どうしても「結局どこにお金を置けばいいのか」がぼやっとしてしまうんですよね。日本で働いて日本円でもらって、日本企業を応援したい気持ちもある。でも一方で、給料が増えにくい現実や、世界と日本の温度差みたいなものを感じて、なんとなくモヤモヤする。自分の資産がどう見えているのか、そもそも何を基準に考えればいいのかがよくわからない。そんな状況のまま時間だけ過ぎていくような感覚、僕もずっとありました。 この本が面白いのは、投資を「金融の話」ではなく「自分の立ち位置を理解するツール」として扱っているところです。たとえば人的資産を“1億円以上の価値”として考える視点。働く意思や健康も含めて資産とみなすことで、いまの自分がすでにどれだけ大きな土台に立っているのかが見えてくる。さらに、日本の成長率や為替がどんな意味を持っているのかを丁寧に読み解くことで、「なぜ海外資産に目を向ける必要があるのか」が単なる流行ではなく、理屈として腹落ちしていきます。 なかでも刺さったのは、海外に投資するのは“日本を見捨てる”のではなく、“富を世界から持ち帰る回路をつくる”行為だという説明です。日本企業をひいきにしない理由や、指数の構造の違いが利回りにどう効いてくるかまで含めて理解できるので、行動に移すときの迷いが減ります。投資信託を選ぶときの3つの基準も、日々の選択に落とし込みやすい形で語られているのがありがたい。 自分の資産がどこに偏っていて、どこを補うと未来のリスクが減るのか、落ち着いて考えたい人に向いています。投資の入門書というより、「これからの自分の居場所をどう作るか」を一緒に考えてくれる本でした。

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