
お金は銀行に預けるな~金融リテラシーの基本と実践~ (光文社新書)
勝間 和代
光文社 / 2007-11
この本について
お金のことって、働いている限りずっとつきまといますよね。投資を始めた方がいいのは分かっているのに、結局「円で貯金しておけば安全だし…」と、自分の中で話を終わらせてしまうことがあると思います。僕も同じで、為替とか金利とか聞いただけで遠い世界の話に感じていました。でも、生活がじわじわと苦しくなる背景には、そうやって労働収入だけに頼り続ける構造があるんだなと考えるようになりました。 この本が効いたのは、まず「安全資産ばかり持つ方が、実はリスクが高い」という視点をくれたことです。国債と定期預金の違い、金利が上がったときに国債が値下がりする理由など、今までなんとなく避けていたポイントが腑に落ちました。また、外貨投資がなぜ円預金よりリターンが出やすいのか、金利差と為替の関係を具体的な数値で示してくれるので、自分の中の“なんとなく怖い”が少し薄れていきます。さらに、資産全体で株式の割合を決めて、インデックス投信を淡々と積み上げるという基本の姿勢が、迷ってばかりの自分にはちょうどよかったです。 結局のところ、投資のテクニックよりも「ゲームのルールを知らないまま働き続けていた」ことに気づけたのがいちばん大きいかもしれません。労働と金融のバランスをどう取るかを考えたい人には、かなり刺さると思います。自分と同じように、貯金一択から一歩抜けたいけれど、派手な投資話にはついていけない……そんな人に手元に置いてほしい一冊です。
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