
ジム・ロジャーズ 大予測―激変する世界の見方
ジム・ロジャーズ, 花輪 陽子, and アレックス・南レッドヘッド
この本について
将来のことを考えるたびに、どの国に軸足を置けばいいのかとか、日本円だけに頼っていて大丈夫なのかとか、ぼんやり不安になることがありませんか。自分もそうで、投資の本を読んでも抽象的な話ばかりで、具体的にどう視点を変えればいいのか迷っていました。 この本が面白かったのは、世界情勢を「遠い話」としてではなく、生活の判断に直結する形で語ってくれるところです。たとえば、円の価値がどう変わるかを前提に「資産をどこに置くか」を考える視点や、海運から陸運へと流れが変わりつつある現実を踏まえて、どの地域がこれから伸びるのかを見ていく視点。さらには、中国やアフリカの関係性のような、大雑把に語られがちなテーマを、現地の温度感を交えて説明してくれるので、自分の中の思い込みが一旦リセットされていきます。 大げさな未来予知ではなく、「こんな見え方を持っておくと判断がブレにくいよ」という姿勢なので、読んでいて構えなくていいのも助かりました。海外移住や投資の話に限らず、これからの働き方や家族のタイミングまで含めて、長期の目線で物事を整理したい人に刺さると思います。 世界が激しく動いている感じがするけれど、何から考えればいいか定まらないときの、ひとつの地図のように使える本でした。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第3章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの26%が集中しています。
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