
現代思想2019年2月号 特集=「男性学」の現在――〈男〉というジェンダーのゆくえ
澁谷 知美、金田 淳子、深澤 真紀、伊藤 公雄、田中 俊之、清田 隆之、多賀 太、杉田 俊介、貴戸 理恵、森山 至貴
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この本について
ときどき、自分の中のモヤモヤを言葉にできず、「これは自分だけの問題なのか…」と不安になることがあります。強くあろうと無意識に背伸びして、でもどこか空っぽな感じが抜けない。誰にも話せず放置してきた違和感って、意外と多いんですよね。 この特集は、そういう“名前のつかない感覚”を、社会の中で男性が置かれてきた構造と結びつけて説明してくれます。自分のとり乱しや弱さをそのまま扱っていいこと。身体感覚の乏しさや無感覚が、どんなふうに孤立や攻撃性につながってしまうのか。被害者意識に飲み込まれる前に、どこで踏みとどまれるのか。読みながら、ああこれは個人の問題じゃなくて、もっと大きい枠の話なんだと少し呼吸がしやすくなりました。 特に、男性の「ケアする力」をどう育てるかという議論は、自分自身の痛みを直視することと社会の変化をどうつなげるかという点で、現実的なヒントが多いです。強くも弱くもない、ただの「人」として生きたいとき、その足場を一緒に探してくれる感じがあります。 自分の内側の揺れや不安を、もう少し丁寧に見直したい人に刺さると思います。
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