ヨムナビ
アイヌ文化で読み解く「ゴールデンカムイ」 (集英社新書)

アイヌ文化で読み解く「ゴールデンカムイ」 (集英社新書)

中川裕 and 野田サトル

累計読者数7
平均ハイライト数 7.6件/人
推定読了時間 約5時間14分
star総合評価 47/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 28%

この本について

最近、当たり前だと思ってきた価値観が、どこか薄っぺらく感じる瞬間が増えてきました。環境とか文化とか「大事にしよう」と言われても、結局どう自分の生活とつながるのか分からずに、モヤモヤのまま流してしまうことが多いんですよね。僕も同じで、何かきっかけがないと深く考えられないタイプです。 『アイヌ文化で読み解く「ゴールデンカムイ」』は、まさにその「自分の当たり前」をほぐしてくれる本でした。例えば、クマも木も川も「役目があってこの世界に降りてきた存在」と考える視点は、環境問題の話よりもずっと手前で、自分が周りのものにどう接しているかを静かに問い返してきます。また、ウルヴァリンの語源が「小便垂れ」だったり、虹が魔物として恐れられていたりと、思わず笑いつつも、自分の文化の偏りに気づかされる瞬間が何度もありました。こういう“ずらし”が続くことで、世界の見え方がじわっと変わっていきます。 さらに、言葉や命の扱いに対する感覚は、自分の仕事の姿勢にも重なりました。言葉の使い方ひとつに命が通っていると考えるアイヌの世界観は、日々のやり取りを雑にしがちな人ほど刺さると思います。ゴールデンカムイのファンでなくても、「自分の前提を一度リセットしたい人」にはかなり向いています。 僕自身、読んでいる間ずっと、自分が世界をどれだけ“知った気でいた”のかを静かに反省させられました。そんなふうに、派手ではないけれど確実に視点を揺らしてくれる一冊です。

この本に似ている本

すべて見る arrow_right_alt
書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

本書は「ゴールデンカムイ」のアイヌ語監修者にしてアイヌ文化研究の第一人者である著者が、漫画の名場面をふんだんに引用しながら解説を行った唯一の公式解説本にして、アイヌ文化への最高の入り口となる入門的新書である。原作者・野田サトル氏によるオリジナル描き下ろし漫画も収録!
library_books似た本をもっと見るmap書籍マップで探すroute読書パスガイドauto_awesomeAI診断で次の1冊を探す

読んだ内容を、もう忘れない。

BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。

無料ではじめる

クレジットカード不要