
アマテラスの暗号 〈歴史ミステリー小説〉
伊勢谷 武
宝島社 / 2024-03
累計読者数81
平均ハイライト数 19.8件/人
star総合評価 68/100
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この本について
歴史の話を聞くたびに、「本当のところはどうだったんだろう」と胸の奥がざわつく瞬間ってありませんか。学校で習った物語と、断片的に見えてくる別の可能性。そのあいだで立ち止まることが増えて、でもどこから手をつければいいのか分からないまま時間だけが過ぎていく。自分もずっとそんな感じでした。 『アマテラスの暗号』は、そのモヤモヤに少し風を通してくれる小説でした。歴史の定説をひっくり返すというより、視点をずらしてみると見えてくる「別のあり得た世界」を追体験している感覚に近いです。たとえば、スサノオや大国主が豪族の物語として再解釈されていく流れや、伊勢と出雲の起源にまつわる説が語られる場面では、自分の中の“当たり前”がゆっくり揺さぶられるような読後感がありました。また、日本と遠い地域の伝承が思わぬところで重なる描写は、史実として断言できるかどうかとは別に、「なぜ自分はこういう話に惹かれるのか」を考えるきっかけにもなりました。 物語としてはエンタメ寄りですが、読み終わったあとに、自分が信じている歴史観の輪郭が少しだけ柔らかくなる感じがあります。公式の答えを求めるというより、歴史の見え方を一つ増やしたい人にちょうどいい一冊でした。 とくに、定説の外側にある話もいったん受け止めてみたいタイプの人には、かなり刺さると思います。
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出版社による紹介
神道とはなにか? 天皇家の正統性とは? 日本人はどこからきたのか? ──その鍵は最高神“アマテラス”、そして宮中最大の秘祭 “大嘗祭”に封印されていた...... これはあなたの歴史の常識への挑戦である。 「『ダ・ヴィンチ・コード』を凌ぐ衝撃の名著!!」 ――茂木誠(作家、著書『超日本史』『ジオヒストリア』他多数) Amazonで星4.2/6,000個越えの評価の話題作を文庫化! 賢司は、父が自分に伝えようとしていた日本のタブーへ徐々に迫る。 そんななか、中国関係者、そしてある男の動きも活発になり......。 いよいよ明かされる衝撃の真相とは!? 写真、図など豊富な資料を用いて、日本の歴史に挑む新感覚の歴史ミステリー! (この小説における神名、神社、祭祀、宝物、文献、伝承、遺物、遺跡に関する記述は、 すべて事実にもとづいています。) ◆ 著者から: 最初にこの話を聞いたときは、単なる笑い話だと思っていました。 しかし、次第に「偶然だったとしても面白いね」になり、気がつくと「もしかしたら......」に変化していました。 そして興味を持ちいろいろ調べると、戸惑いはいつの間にか「合理的に否定するのはむずかしい」になり、遂に、とうとう......。 もし日本のルーツに興味をお持ちなら、あなたもこの不思議な迷宮を旅してみませんか?
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