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日本のものづくりを支えた ファナックとインテルの戦略~「工作機械産業」50年の革新史~ (光文社新書)

日本のものづくりを支えた ファナックとインテルの戦略~「工作機械産業」50年の革新史~ (光文社新書)

柴田 友厚

光文社 / 201903

累計読者数5
平均ハイライト数 10.2件/人
star総合評価 39/100
start序盤集中型
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この本について

仕事で新しい仕組みを作ろうとしても、いいアイデアが生まれないとか、組織が育っていない気がするとか、そんなモヤモヤが続くことってありますよね。自分の工夫力が足りないのか、そもそも会社の仕組みの問題なのか、その境目もよく分からなくなる。僕もよくそこで立ち止まります。 この本は、ファナックとインテルという“裏方の巨人”がどうやって技術と組織を育てたのかを丁寧に追ったものなんですが、読んでいると「育つ土壌をどう作るか」という視点が強く残りました。読者が保存している部分を見る限り、刺さっているのは、アイデアそのものより“育て方”にこだわる姿勢や、目的と出口を共有して分業構造を整えていくところ。モジュール化にしても、単なる技術の話ではなく、組織が余白を持ちながら動けるようにするための設計思想なんですよね。読みながら自分のチームやプロジェクトに置き換えて、「いま詰まっているのは技術じゃなくて構造かもしれない」と何度も思いました。 特に効いたのは、たとえ大発明があっても事業になるまで九年かかったという記述で、焦りやすい僕には救いでした。時間がかかるのは怠慢ではなく、構造が整うまでの“準備期間”でもある。裏方の積み上げがあるからこそ表の成果が出る、という話が現実的で地に足がついています。 技術やプロジェクトの「土台づくり」に悩む人には、静かに刺さる一冊だと思います。

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