
仕事の辞め方 (幻冬舎単行本)
鈴木おさむ
幻冬舎 / 2024-01-24
この本について
最近、仕事のことで悩んでいる人と話すと、「辞めたいほどしんどいけど、辞めるなんて現実的じゃない」とか「今のままじゃ満足してないのに、動く勇気が出ない」といった声をよく聞きます。僕自身も似たようなところで何度も足が止まってきました。そんな時に読んで、考え方が少し整ったのが鈴木おさむさんの「仕事の辞め方」でした。 この本が面白いのは、単に「辞めてもいい」と背中を押すわけじゃなくて、辞める・続けるを含めて、自分の人生の舵をどう切るかをすごく現実的に描いているところです。たとえば「会社をちゃんと辞めることが一番大切」という話は、辞める瞬間こそ次の自分の土台になるという視点で、かなり刺さりました。また、怖くて手放せないものを一度手放さない限り、新しいものが入ってこないという話も、頭では分かっていたのに、どこかで気づかないふりをしていた部分に触れられた感じがしました。 さらに、仕事以外の人との出会いを増やすことで、自分の人生を俯瞰できるようになるというパートも、働き方に行き詰まりを感じている時ほど効く話です。能力の高い人の近くにいるせいで、自分の力に気づけないという指摘も、思い当たる人は多い気がします。 「変わりたいと思いつつ、具体的に何から動けばいいかわからない人」に特に刺さる本です。大きな決断を煽る本ではなく、いま握りしめているものを一度見つめ直すための視点がほしくなった時に、そっと効いてくれる一冊でした。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの16%が集中しています。
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