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心電図の読み方パーフェクトマニュアル

心電図の読み方パーフェクトマニュアル

渡辺重行、山口巖

羊土社 / 2006-03

累計読者数3
平均ハイライト数 6件/人
star総合評価 36/100
boltライト読書型
check_circle推定完走率 25%

この本について

心電図って、知識を断片的に集めても「結局どう読めばいいのか…」で止まることが多いですよね。予定より早い波形が出たら期外収縮で、逆に遅れたら補充収縮…と頭では分かっても、実際の波形を前にすると手が止まる。PQを基準にSTを判断するとか、1mmが0.04秒とか、細かい話が積み重なってモヤモヤするあの感じ、ぼくもずっと抱えていました。 この本が助かったのは、そういう“つぎはぎの知識”を実際の読み方に落とし込む道筋がはっきりするところです。たとえばQRS軸の求め方も、ⅠとaVFで振幅を比べ、そこから垂線を立てて交点を見るという正攻法を丁寧に追えるので、曖昧にしていた部分がようやく手順として定着しました。さらにV1がP波の観察に向く理由や、Ⅱ・Ⅲ・aVFが下壁を見ている誘導だと腑に落ちる説明があり、心電図を“俯瞰する地図”みたいに捉えられるようになったのも大きかったです。 特に刺さったのは、心房細動の診断で「f波が見えなくても、RR間隔の不規則さとP波がないことが揃えば成立する」という現実的な目線。教科書的な完璧さより、実際の現場でどう読むかに寄り添ってくれる感覚があって、背伸びせずに理解を積み上げられました。 知識はあるのに、心電図を読む場面で自信が持てないまま過ごしてきた人に特に刺さると思います。僕と同じように「読み方の基準を自分の中に作りたい」と感じているなら、かなり手応えのある一冊でした。

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