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フィンランド語は猫の言葉 (角川文庫)

フィンランド語は猫の言葉 (角川文庫)

稲垣 美晴

Nekono-kotoba-sha / 2008-04

累計読者数5
平均ハイライト数 4.4件/人
推定読了時間 約5時間36分
star総合評価 48/100
boltライト読書型
check_circle推定完走率 48%

この本について

最近、日常の小さな違和感をうまく言葉にできなくて、そのまま胸の中で放置してしまうことが多い気がします。世界の見え方を少し変えたいけれど、何を足せばいいのかもよく分からない。そんなときに読むと、肩の力が抜けるのが『フィンランド語は猫の言葉』でした。 この本は、何かを“学ぶ”というより、著者がフィンランドで過ごした時間の中で感じた戸惑いや笑い、文化のズレが、そのままこちらの息継ぎになるように伝わってきます。言語を覚えようとして豚の絵を持って買い物に行く話や、サウナが生活の中心にあること、気温を体感で当てる“マイナスごっこ”。どれも大きな主張ではないのに、読んでいると「世界ってこんなに違っていいんだな」と思えてきます。自分の基準がいつの間にか固まりすぎていたことに気づかされる感じがあります。 また、北へ行く人と南へ行く人という静かな対比や、雲や白樺に向けるまなざしの丁寧さも、心がざわつく日には効きました。生の派手さではなく、日々の景色の変化や、自分の感覚をもう一度信じてみること。そういうことを、押しつけずに思い出させてくれます。 日常のペースが速すぎて、自分の感じ方がどこかに置き去りになっている気がする人に刺さる本だと思います。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

舘野泉さんのピアノに憧れてフィンランドに留学した芸大生が、言葉を覚えようと悪戦苦闘。「ニーン、ニーン」という相槌が猫の言葉に聞こえるフィンランド語だが、夏至祭の頃には鶏の声に聞こえ、古文を読むと恐竜の言葉に思えるとか・・・。楽しいエピソードがいっぱいで、難しいはずの言語学も面白いことこの上なし。マイナス30度の寒さに耐え、サウナでびっくりするような体験もし、ジャガイモ攻めにあっても、くじけない!「やっぱりフィンランドで勉強してよかった」と思うのは、いろいろな出会いがあったから。フィンランドが身近に感じられる抱腹絶倒留学体験記。
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