
日本病 なぜ給料と物価は安いままなのか (講談社現代新書)
永濱利廣
講談社 / 2022-05-18
累計読者数8
平均ハイライト数 53.5件/人
推定読了時間 約3時間5分
star総合評価 70/100
menu_book精読型
check_circle推定完走率 28%
この本について
物価も給料も上がらない感じに、なんとなく慣れてしまっているけれど、「この状態って本当に仕方ないの?」とモヤモヤすることがあります。少子化や節約ムードのせいにすれば説明がつきそうで、でもどこか腑に落ちない。私もずっとその違和感を抱えていました。 この本は、そのモヤモヤを「感覚」ではなく「構造」で説明してくれます。たとえば、長期デフレが就職氷河期や少子化にまで波及していた話は、国全体の空気がどう人の選択を縛ってきたかを冷静に示してくれますし、日銀が国債を大量に持っているという事実から「政府の借金=即やばい」という思い込みも一度ほぐされます。また、北欧のように一度キャリアを離れても戻れる社会があるという話は、「働き方の柔軟さは個人の努力だけでは作れない」と知るきっかけになりました。 読み進めていくと、今の日本が置かれた状況を絶望的に見る必要はないけれど、気合だけではどうにもならない問題も確かにある、という現実的なラインが見えてきます。自分の将来の選択を考えるとき、何を前提にすればいいのかが少しクリアになる本です。 「自分の不安の正体を、感情ではなく事実で見直したい人」に特に刺さると思います。
analytics
読書インサイト
ハイライト密度
開始終了
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの24%が集中しています。
読書の順序
この本の前に読まれた本
この本に似ている本
すべて見る arrow_right_alt書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more
出版社による紹介
どうして日本の国力は 30年以上も低下し続けているのか? 低所得・低物価・低金利・低成長の 「4低」=「日本病」に喘ぐニッポンを、 気鋭のエコノミストが分析! <本書の主な内容> ・「4低」現象は「日本化(Japanification)」と呼ばれ、世界で研究対象に ・今や日本の賃金は、アメリカの半分強、韓国の約9割 ・失業率が高い国ほど、賃金上昇率も高い不思議 ・「物価上昇率がマイナス」は、OECD諸国で日本だけ ・異次元の金融緩和でも、物価が上がらない理由 ・日本は家計も企業も過剰貯蓄、はびこるデフレマインド ・アメリカはリーマン・ショック後、すごい勢いで量的緩和と利下げを行い、「日本化」回避に成功 ・日本の政府債務の増加ペースはG7の中で最低、財政赤字を気にしすぎ ・ここ30年で、アメリカのGDPは2倍、日本は1.2倍 ・日本では、年収200万円未満の世帯が増加、年収1500万円以上の世帯は減少⇒1億総貧困化へ ・「日本の年金・社会保障制度は危機的状況」の間違い ・大きな可能性を秘めている日本の第一次産業
読んだ内容を、もう忘れない。
BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。
無料ではじめる
クレジットカード不要




