
事業戦略策定ガイドブック
坂本雅明
この本について
事業の方向性を考えるときって、「分析は一応やったけど、結局どこから手をつければいいんだ…」みたいな空白の時間が生まれやすいですよね。情報は集められるのに、そこから何を拾って戦略に落とし込むべきかが曖昧なまま進んでしまう。自分もずっとそのモヤモヤを抱えていました。 この本が助かったのは、戦略を“センス”ではなく“手順”として扱ってくれるところです。たとえば「まずは粗く事業アイデアを出して、後で詳細分析で検証する」という進め方は、完璧主義で動けなくなる癖をほどいてくれます。また、マネタイズのパターンや、意味のある強みの要件、競合の弱点の探り方など、検討すべき論点が具体的に示されているので、迷いがちな場面でも立ち戻る軸ができる感じがあります。 さらに、この本は「どこを諦め、どこに賭けるか」の現実的な目線が一貫しているのも良かったです。市場・競争・自社能力が全部そろう完璧な案なんてほとんどないという前提に立ち、だからこそ不合格のポイントを自覚しながら意思決定するという発想に救われました。 自分の事業や提案に“筋の良さ”を持たせたい人、あるいは3CやSWOTを使っても結局ぼやけてしまう人には特に刺さる一冊だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの36%が集中しています。
読書の順序
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