
経営戦略立案シナリオ
佐藤義典
かんき出版 / 2007-05-21
この本について
仕事でも副業でも、戦略を考えようとすると「そもそも何と戦ってるんだっけ…?」みたいな根本のところでつまずくことが多いですよね。自分の強みを言語化しようとしても、気づけば机上の空論になったり、競合分析も“同業者の一覧”で終わってしまったり。頭では分かっているつもりでも、実際の行動に落ちていない感じが続くことがあります。 『経営戦略立案シナリオ』は、そういう曖昧なモヤモヤに具体的な視点をくれる本でした。読者の方が保存している部分を見ると、刺さっているのは「戦場は顧客のココロの中にある」とか「強みとは顧客が評価するもの」といった、“自分目線じゃない戦略”に切り替えるところなんですよね。結局、競合も強みも顧客が決めるという前提に立つと、業種で区切った競合リストがいかにズレていたかが見えてきますし、手軽軸・商品軸・密着軸のどこで勝つのかも、行動レベルで判断しやすくなります。 もう一つ、この本が現実的なのは「独自資源がない差別化はすぐ真似される」とハッキリ言ってくれるところです。きれいごとではなく、何を蓄積し、どの軸で10年後の姿をつくるのか。その道筋をBASiCSで分解していくと、日々の施策が“とりあえずやる”から“ここに向かうためにやる”に変わっていきます。僕自身、迷ったら顧客に聞きに行くという当たり前の行動がやっと習慣になりました。 自分の事業や仕事を「どの価値で勝つか」まで落とし込みたい人には、特に刺さる一冊だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの28%が集中しています。
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