
実戦 顧客倍増マーケティング戦略
佐藤義典
日本能率協会マネジメントセンター / 2015-04-12
この本について
マーケの本を読むたびに、「結局どこから手をつければいいんだろう…」と手が止まることがあります。あれもこれも必要に見えるし、数字も追いたいけど、どの数字をどう使えばいいのか自信が持てないまま時間だけ過ぎていく。僕自身、打ち手が全部中途半端になって、あとから振り返って「結局なにを優先すべきだったんだ…」と落ち込むことがよくあります。 この本が効いたのは、戦略と現場の行動のあいだにある“霧”が晴れるような感じがあったからです。まず、自分が相手にしている「顧客の物語」を具体的に描き切るところから始めるので、戦場とか競合が自然と輪郭を持ちます。そして、打ち手の順番を「下の関門」から考えるという考え方がすごく現実的で、いま目の前で起きているモレをどこから塞ぐべきかが腹落ちします。さらに、数字を“完璧に”集めようとするのではなく、「意思決定に足りる数字」を定点観測していけばいいという姿勢も、無理なく続けられるポイントでした。 結局、マーケは確率の世界で、どれだけ顧客視点のズレを減らせるかの勝負なんだと腑に落ちます。売れる理由=強みをどうつくり、どう伝えるか。そのプロセスを、戦略BASiCSとマインドフローの往復で具体化していく感じが、実務にそのまま持ち込めました。 自分のビジネスのどこに「モレ」があるのか、そもそも誰に向けて強みを磨けばいいのかが曖昧なまま動いている人には、かなり刺さると思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの28%が集中しています。
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