
1行バカ売れ (角川新書)
川上 徹也
KADOKAWA / 2015-08-06
この本について
仕事で文章を書くたびに、「結局、何を伝えれば相手が動いてくれるんだろう…」と手が止まることがあります。自分では必死に考えているつもりなのに、読み手にはうまく届かない。広告でもSNSでも、伝える技術ってどこまでいっても悩ましいですよね。僕も同じ穴に落ち続けていて、そのたびに視点を整えてくれたのが『1行バカ売れ』でした。 この本が効くのは、コピーのテクニックを増やすというより、「読み手の頭の中にどう入っていくか」を現実的に見せてくれるところです。たとえば、ドリルの話にあるように、人は商品そのものではなく“期待している変化”にお金を払うという視点。それを理解したうえで、10Hや5Wのような“立ち止まってもらうための入口の作り方”が示されていて、今の自分の文章がどこで滑っているのかが見えやすくなります。また、D10の“売りにつながる欲望”を読むと、相手の感情にどんな風に触れられると伝わりやすいのかが、かなり具体的にイメージできます。 僕自身、商品説明やSNSの一文を整えるときに、「これって相手にとって何のハッピーなんだっけ?」と立ち返る回数が増えました。派手なスローガンでごまかすより、読み手の生活にどうつながるかを丁寧に拾うほうが結果的に届くんだと、実感させられます。 文章づくりに行き詰まっている人や、「読んでもらえる一行って何だろう」と迷っている人にはとても刺さると思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第3章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの24%が集中しています。
読書の順序
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