
「データと対話」で職場を変える技術 サーベイ・フィードバック入門 これからの組織開発の教科書
中原 淳
PHP研究所 / 2020-02-26
この本について
職場の空気が重いなとか、メンバーの不満は感じるのに、いざ話し合おうとすると何も出てこない…そんな経験、けっこうあると思います。データを取っても「で、これどう使うの?」で終わってしまう感じも、正直よく分かります。 この本が面白いのは、サーベイを“答え”として扱わず、あくまで「対話を起こすきっかけ」として位置づけているところです。可視化された数字そのものでは職場は変わらないけれど、その数字を前にして「自分たちにとってどういう意味があるのか」を話し合い、未来のアクションを自分たちで決めるプロセスこそが変化になる。読者が保存していた抜粋も、まさにこの“意味づけ”と“ガチ対話”の部分に集中していて、そこに今の現場のリアルな悩みが表れている気がしました。 同調圧力で本音が出ないとか、現状維持バイアスで動けないとか、そういう「職場特有のとらわれ」がある前提で、どう対話の場を成立させるかが本書の実践ポイントです。特に、データがバラバラに散らばり活かされない現状や、離職防止の文脈でエンゲージメントが問われる状況には、じわりと実務に効く示唆が多いはずです。 自分のチームで「結局なにを話せばいいのか分からない」と感じている人に、静かに刺さる本だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの15%が集中しています。
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