
戦略で読み解く日本合戦史 (PHP新書)
海上 知明
PHP研究所 / 2019-04-26
累計読者数3
平均ハイライト数 30件/人
推定読了時間 約3時間50分
star総合評価 74/100
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この本について
仕事でも日常でも、うまくいかない時って「自分の判断がそもそも的外れなんじゃないか…」みたいな不安がじわっと出てきませんか。頑張って動いているのに、状況に合わせた判断ができている実感がないというか。自分の考え方そのものを疑いたくなる時に、この本はけっこう効きました。 『戦略で読み解く日本合戦史』は、歴史の話に見えて、実は「思考のクセを見直す本」なんですよね。読者の方が保存していた箇所を見ても、刺さっているのは単なる武将のエピソードではなく、目的と手段のズレ、結果論の罠、武勇やカリスマを過信する体制が戦略を潰していく構造、そういう“判断の仕組み”に近い部分ばかり。たとえば、信長が自分の弱点を冷静に把握して鉄砲を弱者の武器として使った話や、信玄が『孫子』の限界まで体現してしまったがゆえに時の概念を見誤る話は、状況の読み違いがどれだけ致命的かを教えてくれます。さらに、成功例を型として模倣するのではなく、勝ち筋を生んだ思考プロセスをこそ学ぶべきだという指摘は、仕事で行き詰まった時に何度も思い出しました。 歴史に詳しくなくても読めますが、物事を「どう判断すればいいのか」に迷い続けている人には特に刺さるはずです。自分のやり方を否定されたくない気持ちと、今のままじゃ変われない気持ちのあいだで揺れている時、戦国時代の合戦から、意外なほど現実的なヒントが拾えます。
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多くの読者は第9章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの19%が集中しています。
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出版社による紹介
「関ヶ原合戦は西軍が勝ったはずだ」。かつて関ヶ原合戦の両軍の布陣を見たプロイセン王国・ドイツ帝国のクレメンス・ヴィルヘルム・ヤーコプ・メッケル大佐はこう述べたといわれる。戦略と勝敗とは、はたしてどのような関係にあるのか。日本において「完璧な合戦」は存在したのか。「撤退の意義」、「強兵と弱兵」の定義とは何か。本書は日本史の一次史料にとどまらず、『孫子』やクラウゼヴィッツの『戦争論』など古今東西の戦略論を参照。勝つための戦略を生む思考のプロセスを分析する。日本合戦史の教訓を新たな視点から導く、まったく前例のない書。 【本書に登場する主な合戦】「平治の乱」—完璧な合戦/「一ノ谷合戦」「屋島合戦」「桶狭間合戦」—迂回と奇襲/小田原城の攻防—籠城と攻城/「三増峠合戦」「川中島合戦」—『孫子』対『孫子』/「沖田畷合戦」「長篠合戦」「雑賀攻め」—新兵器への幻想/「賤ヶ岳合戦」「箱根竹下合戦」—内線と外線 【PHP研究所】
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