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失敗の本質

失敗の本質

戸部 良一, 寺本 義也, 鎌田 伸一, 杉之尾 孝生, 村井 友秀, and 野中 郁次郎

ダイヤモンド社 / 2014-01-20

累計読者数208
平均ハイライト数 18.4件/人
推定読了時間 約4時間29分
star総合評価 75/100
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この本について

仕事で目的がずれたまま走り続けてしまったり、会議で「空気」で決まっていく感覚にモヤっとしたり、あとから振り返って「そもそも何のためにやってたんだっけ」と気づくことってありますよね。僕自身も、現場との認識が合っていなかったり、状況が変わっているのに方針を修正できなかったりして、同じような失敗をよくやってきました。 『失敗の本質』は、そういう日常のモヤモヤに対して、ちょっと視点を引き上げてくれる本です。読者が保存している抜粋を見ると、刺さっているのは「目的のあいまいさ」「状況変化への対応力の欠如」「空気が意思決定を支配する構造」といった部分。これって戦争という極端な状況の話に見えて、実は組織で働く僕らの悩みにそのまま繋がるんですよね。たとえば、目的が共有されていないと現場が全然違う動きをしてしまうとか、不測の事態が起きたときに立て直す準備がなく、場当たり的になってしまうとか。読みながら「ああ、これ自分の職場にもあるな」と何度も思いました。 この本が効くのは、勇ましい精神論ではなく、組織の構造や意思決定の癖を冷静に見る視点をくれるところです。状況が変わったらどう修正するかを事前に考えることや、目的と手段をきちんと紐づけておくことの重要さが、具体的な歴史的事例を通してじわっと染みてきます。戦争の話なのに「自分たちの日々の判断をどう良くしていくか」という現実的な学びに回収されるのが、この本の面白いところだと思っています。 こんな人に刺さる本です。空気で物ごとが流れていく現場に違和感を覚えつつ、「じゃあ自分はどう変えればいいのか」を探している人。そういう人の場合、じっくり読むほどに、自分の仕事の見え方が変わってくる一冊です。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

率先垂範の精神を欠くリーダー、硬直化した官僚的組織、プロフェッショナリズムの誤解――かつての日本軍と同じように、日本の企業や政府は、いま「失敗の拡大再生産」のスパイラルに陥ってしまっている。 最大の問題は、傑出したリーダーが出現しないことだ。
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