
百年先が見えた男 (PHP文芸文庫)
江上 剛
PHP研究所 / 2019-05-08
累計読者数36
平均ハイライト数 1件/人
推定読了時間 約3時間50分
star総合評価 22/100
boltライト読書型
check_circle推定完走率 10%
この本について
仕事でも人間関係でも、自分の立ち位置をどう保つかってけっこう悩みませんか。前に出すぎても空回りするし、引きすぎても存在感が薄くなる。その匙加減が分からなくて、気づけば「もっとちゃんとやらなきゃ」と自分を急かしてしまう。僕もよくそういうモードに入ってしまいます。 この本の中で、多くの人が保存していた一節があります。「いつも二番か三番のような謙虚な気持ちでいなければならない」。大原家に受け継がれた考え方が語られる場面で、声高な教訓ではなく、ただ静かに“長く続くものの姿勢”が描かれているんですよね。読んでいると、焦って前に出ることだけが成長じゃないんだと、肩の力がふっと抜けます。 僕自身、この本から効いたのは二つあります。ひとつは、物事を百年単位で見る視点があると、目の前の勝ち負けばかりに心を持っていかれなくなること。もうひとつは、謙虚さを「控えめにする」という意味ではなく、状況を受け取り続ける姿勢として捉えると、行動がむしろぶれにくくなること。大きな声では語られないけれど、じんわり使える視点です。 即効性のあるノウハウを求める人には向かないかもしれません。でも、今の自分の歩幅にモヤモヤしている人、焦りと向き合いながら丁寧に進みたい人には、静かに刺さると思います。
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出版社による紹介
すごい経営者がいた! 日本オリジナルの合成繊維の事業化、そして国交回復前の中国へ——。敗戦後の日本人の誇りを取り戻させた大原總一郎の激動の人生を描いたノンフィクションノベル。松下幸之助に「美しい経済人」と評された稀代の経営者・大原總一郎——。数々の分野でシェアNo.1を誇る企業=現在のクラレを創り上げた男の生涯は、波乱に満ちたものだった。国産第一号の合成繊維「ビニロン」の事業化や、国交回復前の中国へのプラント輸出……。激動の昭和史を背景に、“百年先が見えた経営者”と言われた男の生涯を描く感動の企業小説。『天あり、命あり』を改題。 【PHP研究所】
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