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現代活学講話選集1 十八史略(上) 激動に生きる 強さの活学 (PHP文庫)

現代活学講話選集1 十八史略(上) 激動に生きる 強さの活学 (PHP文庫)

安岡 正篤

PHP研究所 / 2009-03-01

累計読者数3
平均ハイライト数 1件/人
推定読了時間 約3時間7分
star総合評価 35/100
boltライト読書型
check_circle推定完走率 63%

この本について

仕事でも人間関係でも、「どこまで踏み込んで動くべきか」「どこは割り切って距離を取るべきか」で迷うことが多いですよね。自分なりに誠実にやっているつもりでも、場を乱す人や、いつまでも問題を抱え込む人に引っ張られてしまうことがあって、判断基準が揺らぐというか…。僕もそこをずっと行き来しています。 今回の抜粋を見ていて感じたのは、読者の方は「人をどう扱うか」という難しいテーマに刺さっているんじゃないかということです。驩兜や共工を遠ざける場面に反応しているのは、単純に“厳しさ”が良いという話ではなく、混乱を呼ぶ存在と距離を置く勇気をどう持つか、という現実的な悩みに通じているからだと思います。同時に、「淡、水の如し」という言葉に保存が入っているのは、過剰に力まず、必要以上に感情を入れない姿勢への共感なんじゃないでしょうか。誰かを切り捨てるでもなく、迎合するでもなく、淡く保つ。その微妙な態度って、現代でもかなり難しい。 この本は、歴史のエピソードを通して、その“態度の幅”みたいなものを少しだけ広げてくれます。例えば、問題のある人を無理に変えようとしない代わりに、自分の立ち位置だけははっきりさせる。あるいは、感情で反応しそうな場面でも、一度だけ呼吸を置いて、淡々と水のように動く。大げさな成功論ではなく、日々の細かい判断に効いてくる本です。 「人との距離感でいつも疲れてしまう人」には特に刺さると思います。僕自身も読んでいて、一度に劇的に変わるわけではないけれど、翌日のちょっとした場面で姿勢が整うような感覚がありました。こういう微調整を積み重ねたいときに、そっと置いておきたい一冊です。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

人間研究の宝庫といわれ、何百年にもわたって多くの人々に読み継がれてきた絢爛たる中国歴史絵巻『十八史略』——本書は、東洋学の泰斗として世人の敬愛を集めた著者が、深みと風格のある解説で『十八史略』の妙味を語り明かした講話録である。「鼓腹撃壌」(帝尭陶唐氏)、「一饋に十たび起つ」(夏・禹王)、「酒池肉林」(殷・紂王)、「暴を以て暴に易う」(周・武王)、「臥薪嘗胆」(呉王の夫差)、「誰か烏の雌雄を知らん」(孔子の孫・子思)、「鶏口となるとも、牛後となることなかれ」(蘇秦)、「三年飛ばず鳴かず」(楚の荘王)、「先ず隗より始めよ」(燕の昭王)……など、三皇五帝・三代の治から、孔子や孟子、老子の思想、戦国時代の英傑が残した故事格言までを取り上げながら、中国古賢・先哲の知恵をいかに現代に活かすかを説き明かしていく。混迷の続く現代を強く、たくましく生き抜く方途を開示した「人生の指南書」。 【PHP研究所】
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