
ビジネスパーソンのための「秘書力」養成講座
井出元子
ディスカヴァー・トゥエンティワン / 2019-03-28
この本について
仕事を任されるたびに、「どこまでやれば十分なのか」「この順番で本当に合っているのか」と、妙にそわそわする時があります。自分なりに頑張って進めたのに、最後に上司から方向違いを指摘されて、疲れだけが残る日もあったりします。多分、あのモヤモヤの正体は“期待のズレ”なんですよね。 この本が刺さる人が抜粋を保存していた理由も、まさにそこにある気がします。上司の興味や判断軸を観察しておくこと、最初に達成レベルをすり合わせること、そしてタスクを洗い出して流れと優先度で組み直すこと。どれも当たり前に見えるのに、実際にはできていない場面ばかりです。私自身、この三つを意識しただけで、無駄に焦ったり、勝手に空回りする回数がかなり減りました。割り込みが入っても、慌てずに順番を組み替えればいいと思えるだけで、仕事の重さが違います。 “秘書力”と聞くと職種限定のスキルのように感じますが、ここで語られているのは、上司と自分の間に丁寧な橋をかけるための視点に近いです。過度に気を利かせるのではなく、尊敬と感謝をベースにした現実的な仕事の回し方。その距離感が、実務の悩みを抱えている人にはちょうどいいと思います。 こんな人に刺さると思います。頑張っているのに「なぜか仕事がかみ合わない」と感じている人。自分の段取りやコミュニケーションを見直したい時、静かに効く一冊でした。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第10章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの40%が集中しています。
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