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孤独こそ最高の老後 (SB新書)

孤独こそ最高の老後 (SB新書)

松原 惇子

SBクリエイティブ / 2019-07-05

累計読者数5
平均ハイライト数 8.4件/人
推定読了時間 約2時間18分
star総合評価 56/100
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この本について

老後のことを考えるとき、いちばん最初に出てくるのって「お金」と「健康」と、あと言葉にしづらい「この先ずっとひとりで大丈夫かな」という感覚じゃないでしょうか。誰かといれば安心な気もするけれど、実際は人間関係のしがらみで疲れてしまうこともあるし、ひとりでいるのが気楽な瞬間も確かにある。でもその気楽さを「これでいいのか」と自分で打ち消してしまう。僕自身、その往復をずっとやってきました。 『孤独こそ最高の老後』が面白いのは、この揺れを「どちらが正しいか」で整理しないところです。著者が出会ったオランダの高齢者や、日本でひとりで歳を重ねてきた人たちが、孤独をネガティブにもポジティブにもせず、ただ生活の一部として扱っている姿が淡々と描かれています。例えば、病気のときほど誰にも気を遣わずに済むのがありがたいことだったり、深夜に好きなタイミングで散歩に出られる自由だったり。老後の不安を「解消する」よりも、視点が自然にずれていく感じに近いです。 もうひとつ、この本が効くのは「家族だから分かり合えるはず」という思い込みをそっと外してくれるところ。兄弟や配偶者との距離感、介護の役割、退職後の夫婦関係など、きれいごとではなく現実寄りの話が多くて、読んでいると「そういう老後も普通にあるのか」と肩の力が抜けます。孤独を前提にしても、人と関わる余白はちゃんと残るんだなと感じました。 「このまま歳を重ねるのがなんとなく不安だけど、誰かに依存する未来も想像しづらい」という人には特に刺さると思います。孤独を“克服するもの”ではなく、“扱い方を覚えるもの”として見せてくれる一冊でした。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

孤独を逃れようとするほど老後は不幸になる 老後は孤独だと不安になりますか? 健康(病気)、お金、人付き合い、人間関係、生きがい、終活などで。 確かに、配偶者や子どもが近くにいれば、安心感があるかもしれません。 でも、周囲に人がいるからこその不自由さや拘束があるのも否めません。 実は、孤独こそが、至福の老後を約束します。 何も驚かそうとして、そんなことを言っているわけではありません。 著者の松原氏は、1000人以上の孤独老人を見てきた人物。 机上の理論、1人の人間の偏った意見ではなく、 実例を踏まえたうえで客観性が高く明快な提言ができる稀有な人物です。 そんな松原氏が、孤独をうまく味方につけ、 老後を幸福にする方法を提言します。 さらに、孤独から逃れようとすることによる弊害も紹介。 定年後の夫婦関係から、老人ホーム、後妻に至るまで、 本当にあった悲劇をリアルに描きます。
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