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デカルトからベイトソンへ――世界の再魔術化 (文春e-book)

デカルトからベイトソンへ――世界の再魔術化 (文春e-book)

モリス・バーマン and 柴田 元幸

文藝春秋 / 2019-07-25

累計読者数6
平均ハイライト数 48.2件/人
推定読了時間 約7時間20分
star総合評価 68/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 29%

この本について

最近、自分の考えがどこか薄っぺらく感じたり、「頭では分かるのに、心が置いていかれる」みたいなズレがやけに気になることがありました。もっと知識を入れれば解決すると思っていたけれど、どうやらそういう問題でもない気がする。そんなモヤモヤの時期に読んだのが、この『デカルトからベイトソンへ』でした。 この本は、いまの私たちが当然だと思っている“世界との距離の取り方”そのものを問い直してきます。印象的だったのは、まず変わるのは知ではなく情だという指摘。時代の大きな転換は、頭の論理よりも「どう生きたいか」という飢えのほうが先に来るという話で、妙に実感に近かった。また、ベイトソンの「情感にも独自の理がある」という姿勢は、感情を切り捨てて思考だけで整理しようとしていた自分には、かなり救いに近かったです。そして、世界との関わり方を“参加する意識”として捉え直す視点は、日常の景色を少し柔らかくしてくれます。 大げさに人生が劇的に変わるような話ではないけれど、思考と心のあいだに風を通したい時にちょうどいい本です。自分の認識の土台そのものを見直したい人には、とくに刺さると思います。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

17世紀、デカルトとニュートンのパラダイム成立によって、世界から魔術が失われた。 貨幣による資本主義と合理的な科学思考によってできあがった近代的な世界。 魔術は科学に置き換えられてしまった。しかし、科学的に再編成される過程で色あせていったパワフルな知を取り戻すために、今こそ「世界の再魔術化」が必要だ! デカルト・パラダイムに反旗を翻し、1960年代のカウンター・カルチャーの空気をひっさげ、「世界の再魔術化」への道筋を探った知的冒険の書、待望の復刊! オカルト学の山々を乗り越え、たどり着いたひとつのヒントはグレゴリー・ベイトソン。 ロボティクス、アンドロイド、VR的な現実世界の出現を前に、今こそ再読されるべき書。
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