
未来のセックス年表 2019-2050年 (SB新書)
坂爪 真吾
SBクリエイティブ / 2019-03-05
この本について
最近、テクノロジーが進むほど「人間ってどう扱われるんだろう」とか、「便利になってるはずなのに、なんでこんなに孤独なんだろう」とか、説明しづらいモヤモヤを抱えることが増えました。未来の性愛なんて遠い話に思えるけれど、実際は働き方や人間関係のあり方と地続きで、無視できないテーマなんですよね。 この本は、刺激的な予言を並べるタイプではなく、テクノロジーが普及するとき何が置き去りにされるのか、そして“結局みんな寂しい”という人間の根っこをどう扱うかを静かに突いてきます。たとえば、VR風俗で「新しい働き方が広がる」という夢よりも、「これまで働けていた人が働けなくなる」現実の方が大きいかもしれない、という視点。あるいは、情報量を増やす技術が進んでも、むしろ「どこまで情報を減らすか」が鍵になるという逆転した発想。こういうところに、保存された抜粋の“刺さり”が出ている気がします。 読んでいて、自分の生活や人付き合いにそのままつながる話ばかりでした。空気による相互監視が強まる今の社会の息苦しさとか、スマホの延長線上にある未来の不安とか、「なんでこんなに疲れるんだろう」の理由がゆっくり言語化されていきます。派手さはないけれど、読んだ後に世界の見え方が少し落ち着く本でした。 未来の技術を明るく語られるとしっくりこない人、進化より“人間の限界”を軸に考えたい人に特に刺さります。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第10章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの53%が集中しています。
読書の順序
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