
敏感っ子を育てるママの不安がなくなる本
長岡真意子
秀和システム / 2019-06
この本について
子どもの癇癪や落ち込みに向き合っていると、「なんでこんなに疲れやすいんだろう」「外では頑張れるのに、家だと一気に崩れるのは甘えなのかな」と、自分の接し方までぐらつくことがあります。頭では「個性」と分かっていても、日常の中ではただ途方に暮れる瞬間ってありますよね。 この本は、そういうモヤモヤに対して「敏感さには理由がある」と教えてくれる内容でした。たとえば、感情が高ぶっている時に話しても届かないという当たり前のことを、HSCの特徴とつなげて説明してくれるので、責め心地が少しずつほどけていきます。また、外で抑え込んだ感情が家であふれるのは「甘え」ではなく、敏感な子が一日の刺激に耐え続けた結果だと知ると、こちらの構え方も変わってきます。強く叱るほど「いい子」になりやすいけれど、その影で苦しさが積み上がっていく――そういう構造まで描いてくれているのもありがたいところです。 さらに、リフレーミングの例がとても現実的で、「神経質 → 注意力が高い」といった言い換えが、子どもの見方を無理なく柔らかくしてくれます。敏感さをポジティブに捉える話も、きれいごとではなく、実際にどう成長につながりやすいかが具体的に書かれているので、腹落ちしやすいと思います。 敏感さゆえのしんどさに振り回されている親御さんや、「この子の感じ方は普通と違うのかも」と薄々気づいている人には、特に刺さる一冊です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの48%が集中しています。
読書の順序
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