
本当に必要なことはすべて「ひとりの時間」が教えてくれる ミニマムリッチシリーズ
横田真由子
クロスメディア・パブリッシング(インプレス) / 2024-04-02
この本について
最近、時間の使い方や持ち物の整理、人付き合いまで「全部がちょっとずつ重いな」と感じることが多い人には、この本の言葉がすっと入ってくると思います。私自身、忙しいと目の前のことすら見失ってしまう瞬間があって、何となく疲れているのに理由がはっきりしない日が続いていました。そんな時に、この本にある「量より質を選ぶ」という視点が、思っていた以上に効きました。 特に響いたのは、まず自分の時間を整えることで、心の余白が戻ってくるという考え方です。予定をひとつ減らすだけで翌日の呼吸が楽になる感覚とか、スマホを離して十分だけ自分の手を動かす時間をつくるだけで、判断がぶれにくくなる実感とか。あと、物を減らす話もただの片づけではなくて、目に入るものを絞ることで家の空気が変わる、というところが妙に腑に落ちました。大切にしたいものを手入れしながら持つ、という姿勢も無理がなくていいです。 そしてもう一つ、この本は「急がなくてもいい」というメッセージがさりげなく強いです。すぐに結論を出さずに待つことで開ける未来がある、とか、不安になるのは“ない”に焦点を当てているだけ、とか。どれも大きな声では言わないけれど、日常で効いてくる考え方ばかりでした。 日々、情報の多さや予定の詰まり具合に息苦しさを覚える人に刺さる一冊だと思います。大げさに変わろうとしなくても、ちょっとした“ひとりの時間”の扱い方を変えるだけで、生活が静かに整っていく感覚をくれる本でした。
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