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教養として学んでおきたい落語 (マイナビ新書)

教養として学んでおきたい落語 (マイナビ新書)

堀井 憲一郎

マイナビ出版 / 2019-08-20

累計読者数8
平均ハイライト数 20件/人
推定読了時間 約1時間59分
star総合評価 61/100
menu_book精読型
check_circle推定完走率 39%

この本について

落語に興味はあるけど、何から触ればいいのか分からないまま時間が過ぎていく……そんな人って意外と多い気がします。寄席のマナーもよく知らないし、DVDで見ても途中で寝てしまうし、そもそもどの噺をどう楽しめばいいのかがよく分からない。僕自身もずっとそのあたりがモヤモヤしていて、「落語って敷居が高いな」と思い続けていました。 この本がよかったのは、落語そのものを解説するというより、「落語の世界の空気」を丸ごと案内してくれたところです。たとえば、前座はまだプロではなくお金を取ってはいけないとか、師匠と弟子の関係が落語界の根っこにあるとか、そういう裏側を知ると、高座にいる人たちが急に立体的に見えてきます。さらに、落語はDVDよりCDのほうが向いているとか、ライブで聞くのが一番いいとか、具体的な「どう聞くか」の話まで踏み込んでくれるので、自分がどこでつまずいていたのかがはっきりしてくるんですよね。 そしてもう一つ大きかったのは、落語は「得るものを期待して聞くものじゃない」という視点。芝浜や子別れのような人情噺も、明烏や若旦那シリーズみたいな笑う噺も、内容を覚える必要はなくて、その場で楽しんで忘れるくらいがちょうどいい。これは、何でも効率よく吸収しようとして空回りしてしまう人にはけっこう救いになる考え方かもしれません。 落語に興味はあるけど、どう始めていいか分からないまま止まっている人に刺さる一冊です。肩の力を抜いて、落語の世界に入る最初のドアとしてちょうどいい本でした。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

21世紀になって、いままた盛況となっている落語界。 伝統的な古典芸能だと思われがちな一方、「いま」を語るのが落語。 江戸時代から続く落語の歴史。 古くからある笑い噺から、泣かせる人情話、新作落語まで。 落語家とはどんな職業なのか、寄席とはどういう場所なのか、ちょっとしたマナー、時代とともに変わる落語の聞かれ方などについて解説します。
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