
異修羅I 新魔王戦争 (電撃の新文芸)
珪素、クレタ
KADOKAWA / 2019-09
累計読者数3
平均ハイライト数 8.3件/人
推定読了時間 約8時間5分
star総合評価 27/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 11%
この本について
仕事でも日常でも、正しさより「自分はどう動きたいのか」を決める場面ってありますよね。頭では分かっていても、周りの基準や損得を気にして、つい自分の軸がぼやけてしまう。最近、僕もその迷いが抜けずにいたんですが、『異修羅I』を読んだときに、登場人物たちが極端な状況でそれでも“自分の理由”で動く姿に、ちょっと目が覚めました。 たとえば、斬りたいから来たと言い切る客人や、恐怖で足がすくんでも大切な記憶だけを頼りに動こうとするユノ。彼らの選択はきれいごとじゃなくて、弱さも混ざったままの意思なんですよね。だからこそ、「正解が分からないときでも、人は動けるんだな」と、現実に落とせる感覚が残りました。迷宮の咆哮や街外れでの絶望的な場面も、多すぎる情報やプレッシャーの中で立ち止まってしまう自分と重なるところがありました。 この本が効いたのは、派手な戦闘そのものではなく、普通なら折れて終わりそうな瞬間に、登場人物たちがそれでも自分の足で立とうとする姿を見せてくれたことです。読んだあと、仕事で選択を迫られたとき、「怖くても、自分の理由を一つだけ持てば動けるな」と思えるようになりました。 自分の“軸”が最近どこにあるのか分からなくなっている人に、静かに刺さる一冊です。
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